一級建築士事務所良質住宅研究所 工夫のある家づくりと、資金面も含めた課題を解決できる家づくりのお手伝いをさせていただいています。
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品質を落さないで住宅をローコストで建てる方法

品質を落さないで、住宅をローコストで建てる方法のポイントは 三つ です。

第一は
無駄のない 効率的な設計 をすることです。

第二は
無駄なコストをかけない 施工と仕入れ で工事が行なわれることです。

第三は
工事を依頼する先は、営業や広告宣伝等の
現場に直接関わらないコスト をあまりかけていないところを
選ぶことです。

以上、三つのポイントを確認した上で、家づくりを具体化すれば
必ず品質が確保された住宅を、ローコストで実現することが できます。

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施主支給でローコストを実現された O様邸

「ローコストで実現できる家づくり」 は、これから家づくりを始めるのに
どうすれば品質を落さないでローコストが実現できるか と
考えておられる方の参考にして頂けるページです。
詳しくは、各ページを 是非 ご覧ください。
また、ローコストについて ご相談がありましたら
お気軽にメールしてください。メールはこちらから

坪単価での判断は要注意

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           住宅メーカーの坪単価表示

住宅の建築費を現すのに良く使われるのが
坪当たり(3.3㎡)いくら
という坪単価ですが、この場合、その坪単価の基準となる設計や
仕様(仕上材料)、設備がはっきりしないと、あまり意味のある金額とは
言えません。
逆に坪単価で話を進めると、建築主さんが思っている坪単価で
できる家と、住宅会社・工務店が決めている坪単価で できる家に
大きな内容のギャップがあって、トラブルになるケースがあります。
もしどうしても、坪単価で判断したい場合は
しっかり、その坪単価に含まれる内容を確認することが、とても大事です。

施主支給施工事例紹介ー施主支給でこれくらい安くなった

最近 とみに 家づくりで、施主支給 の方式が話題になっているように思います。
私の事務所も、良質設計施工、ローコストの実現 をモットーに家づくりをしておりますので、
建築主さんの要望によっては、施主支給での家づくりもしております。
そこで、私共で施主支給で新築した事例の見積を紹介します。

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上の見積書の住宅設備機器(かき色の部分)を、この計画の建築主さんが支給されました。
その支給の内容は、システムキッチン(L=2700)・システムバス(1616)・洗面化粧台(W=750+300)・ガス給湯器 ガス床暖房機器取付施工費 です。
これらの メーカー定価(取付工事を含む) は、4,694,240円 でした。
これが 施主さん支給で 2,143,237円 になりました。
私のところで仕入れた場合で 2,909,135円 ですから、私の見積額より 765,898円 安くなる勘定です。(下の表参照)
尚 私の事務所は 設計事務所ですが、住宅設備機器は 直接仕入もしますので
機器本体に関しては、建築主さんに概ね定価の 58%~60% で見積しています。

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ここに揚げました 施主支給の事例は、機器発送支払現場への据付工事の段取 を、
施主さん自身がなさいましたので、現場は 機器の受取 と 大工工事との取合い、関連する
給排水電気工事 を行ないました。
又 施主支給について お尋ねがあれば、メールをいただければ お答え致します。
メールはこちらから


インターネットに出ている質問 Q&A Q、施主支給 とは何ですか? メリット・デメリット を教えてください。

Q、施主支給 とは何ですか? メリット・デメリット を教えてください。

A、施主支給とは、建築主さんが住宅部材のうち、使いたいものを
インターネットなどで購入して、工務店に 「これを使ってください」 と
支給することです。

メリット
工務店等の見積額に比べて、非常に安い点です。
(どれくらい安いかは、物によって違いますが、20~50%も安いケースもあるようです。)

デメリット
①購入したものが間違いないか、自分で見ないといけない点。(検品)

②住宅の部材は、ほとんど工事が必要ですので、もしキズがあったり
  工事後にクレームが発生した場合、購入したもののクレームか
  工事のときのクレームかの、判別がつけにくい点。
③施主支給の場合、工務店が掛ける盗難保険の対象外ですので
  現場に運ぶ場合は、盗難対策が必要になる点。

尚 施主支給の場合、メリット・デメリット以外に、現場に支給品を
いつ運んだら良いかとか、受取りは誰がするかとか、どこに置いて
おくかとかの打合せを、工務店と事前に決めておく必要があります。

インターネットに出ている質問 Q&A Q、ローコスト住宅とは どのような住宅ですか?

Q、最近よく ローコスト住宅 と耳にしますが、どのような住宅ですか?普通の住宅と違いは あるのですか?

A、特に ローコスト住宅 という定義はありませんが、価格的には 概ね 坪当り単価で 40万円以下 の価格の住宅に使われているようです。どのような住宅か?との質問ですが、家の大きさに対して無駄なコストが かからないように、四角形の凹凸のない 平面形の総2階の外形で、内部の間仕切も最小限にして、建具数を減らしたプランが一般的です。さらに、屋根材・外壁材・サッシ・内装材・設備機器も、最低限の機能をクリアしたもので選定されています。ローコスト住宅 と 普通の住宅 との違いですが、ローコスト住宅 は、建物面積当り トータルでコストを下げられるように設計された住宅ですが、普通の住宅 という場合、普通という捉え方も人によって違いますが、そのハッキリした違いは、ローコストになるように意図的に設計された住宅と、その時代の認識で誰もが普通程度と思う、期待に答えられるように設計された住宅の違いだと思います。大変 乱暴な対比ですが、ローコスト住宅 の坪当り単価より、5万~15万程度アップしたぐらいが、普通グレードの住宅の坪当り単価になるのではないかと思います。


 

ローコストで家づくり ①某住宅メーカーの原価表公開

家は 言うまでもなく、最も高い買物です。私も、そんな高い買物の家づくりに携れるものとして
本当に良い家づくりを ローコストで実現するために、必要なコストの話をしてみたいと思います。

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上の表は、某住宅メーカーの ある施主さんの ほんとうに実行された原価表です。
この住宅メーカーは、坪26万円台という安さを売りに、全国の住宅工務店を傘下にして
(このような形態を FC=フランチャイズと呼びます。)拡大してきた会社です。
この原価表も、そんな加盟工務店が契約した ある家を工事するために組んだ実行予算書です。

ローコストで家づくり ②某住宅メーカーの原価表の見方ー1

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坪単価の謎 と メーカー利益率
この表から見ると 契約金額は 1449.7万円ですから、39.02坪で割ると 坪単価は 37.15万円。
このメーカーの売り出しの坪単価は 26万円台からですから、坪 11万円程アップしています。
この表にある本体工事額 10.781.640円 を 39.02坪で割ると、坪 27.6万円ですから この家の場合
平面の形とか間仕切の入り方等で、本体価格が少し始めからアップになっているように思われます。さらに 色々な要望によって、追加工事としてさらに 370万円程加算されています。
このように住宅メーカーでは、注文住宅でありながら 坪単価表示をしますので、どうしても
その表示の基準となる規定を設定しています。そこでその規定をはみでるものが、追加工事として
加算されることになります。特に低価格を売りにしている住宅メーカーでは、低価格なるが上
その基準(標準)の範囲が、当然狭くなります。その分 追加工事の部分が大きくなるケースがでてきます。低価格住宅で家づくりを検討する場合、その住宅メーカーの表示価格の範囲
(本体工事費とか標準工事費とかと呼んでいます。)を十分 納得できるまで説明してもらうことも必要です。また、この表の FC系住宅メーカーの利益率は、表から 29.068% でした。
ただ、住宅メーカーといっても 工場製作をするプレハブ住宅メーカーと、木造住宅のように
現場比率の高い住宅メーカーでは 利益率も違います。概ね プレハブ住宅メーカーで
利益率 40~45% ぐらい、木造住宅メーカーで利益率 30~35% ぐらいが 一つの目安になると思います。


ローコストで家づくり ③某住宅メーカーの原価表の見方ー2

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大工手間について
次に、住宅工事で一番大事な 大工手間 について お話します。この表では 大工手間は
1.505.000円 計上されています。これを 延面積 39.02坪で割りますと、坪あたり 38.570円になります。また大工さんの1日の日当は、関西では 18.000円程度ですから、 18.000円で割りますと
84人 になります。これは、この家を工事するのに延べで 84人の大工さんが、かかる費用を
計上しているという事になります。1日2人で大工さんの工事をしたとすると、大工さんが 42日かかるという事です。さらに、この 84人を延面積 39.02坪 で割りますと、坪あたり 2.1人 大工がかかる
工事という言い方もします。このような数値は、木造住宅の仕事の程度を現す時によく使われます。
このあたりの数値が低いという事は、それだけ 大工さん の手がかけられていないという事になり
あまり良い施工は 期待できないという結果になりますので、ここが安いのは 喜んでばかりは
いられない という事です。それと 大工さん の賃金は 一般の場合、大工さんの腕が良いから
高くなるという訳でもなく、一人前とみなされている 大工さん は 一律同じ手間賃です。
尚、参考までに上の表は 大工さん のかかり方(人工数)の目安です。