一級建築士事務所良質住宅研究所 工夫のある家づくりと、資金面も含めた課題を解決できる家づくりのお手伝いをさせていただいています。
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健康に安心して暮らせる家づくりのために知っておきたいこと

家に使っている材料は、人体に害は ありませんか?
将来に備えて、廊下・建具・段差・浴室・トイレ・洗面室・キッチン は
どのようにすれば良いのですか?
断熱や結露や換気は、どうなっていますか?
家の耐久性やメンテナンスは、どうなっていますか?

健康に安心して暮らせる家づくり を始める前に
健康とバリアフリーについて、知っておきたいことをここで確認してください。


            健康住宅の定義
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「健康とバリアフリーの家づくり」 は、これから健康とバリアフリーを
考えた家づくりを計画されておられる方の、参考にしていただける
ページです。是非 ご覧ください。
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人に優しい建築素材ー1 珪藻土で壁仕上

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           珪藻土で仕上られたリビング

珪藻土は、珪藻という藻(も)の死骸の堆積物(化石)で
小さな孔が沢山あり、保温・吸放湿・吸音・脱臭 の効果があるという事で
その珪藻土と、石灰やセメント系固化剤を混ぜて壁材として使います。
上の写真は、その珪藻土を使った壁材で、リビングを仕上げた
施工例です。しかし 珪藻土は、多孔質の材料のため、左官のムラが
でやすいとか、モロイとか、カビが発生する 等の欠点もあります。
自然素材の建築材料は、このような欠点もありますので
使用にあたっては、欠点や特性を理解した上で
採用する事も必要だと思います。

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人に優しい建築素材ー2 光触媒を応用した建築材料

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光触媒のことをわかりやすく解説した本

先日、クボタ松下電工外装(株)さんのイベントで開催された
東京大学の 橋本和仁教授 の光触媒の講演を聞きに行ってきました。
上の写真は、その橋本教授と、藤嶋教授・渡部教授 の共同著作の
光触媒について、わかりやすく書かれた本です。(日本実業出版社発行)
さて 光触媒ですが、酸化チタン という白色の粉末物質を使っています。
その酸化チタンが紫外線を吸収して、光合成をおこし、汚れを分離したり、親水化して、水がかかると、汚れが簡単に洗い流されやすくしたりします。
この反応を利用できるように、光触媒をコーティングした 外装材やガラス、内装材、塗装材 が、建築材料として開発されています。
シックハウスの原因になる、ホルムアルデヒド や トルエン なども
紫外線があれば 吸着・分解 するなど、人にも優しい建築材料です。
原理が科学反応ではなく、葉緑素の光合成と同じ、自然の光エネルギーを利用できる環境と共生できるところが、私は とっても良いと思っています。

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シックハウスに ならない家づくりー木材①

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住宅に使われる自然素材
住宅に使われる自然素材といえば、まず木です。木を製材して木材として使います。
それから土です。土を焼いたり干したりして、瓦やレンガ・タイルとして使います。
また、土と他のものを混ぜて塗り壁材としても使います。さらに草です。
草を使って屋根を葺く萱葺きや、い草を使った畳、紙にして襖紙や障子紙や壁紙等が
建築材料として使われています。

木の強さの不思議
木の強さは伐採した後でも続くといわれています。檜で伐採後、200~300年の間は
強さが じりじり増して 2~3割も上昇するそうです。その後 強度は、ゆっくり下降するそうですが
それでも 1300年たった法隆寺の古材は新しい木材と同じくらいの強さがあるそうです。

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シックハウスにならない家づくりー木材②

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木の使われ方
木は構造材つまり土台、柱、梁として使われるものと、化粧材つまり床材、敷居、鴨居、長押
壁材、天井材、建具材のように見える部分に使われるものがあります。
また木は無垢材と言って、木を製材加工したそのままのの断面で使うものと、木片にしたものを
貼り合わせて使う集成材というものがあります。最近は家の性能評価上 構造材の狂いを
嫌うため、木の水分を一定の状態(木の含水率といいます)に乾燥させた乾燥材(ドライウッドともいいます)や乾燥させた木片を貼り合わせて柱や梁にした集成材を使う事が主流になってきました。
上の写真の上段は、構造集成材でつくられた住宅の土台、柱、梁です。
下段の写真の左側が 無垢材、右側が 集成材です。


シックハウスにならない家づくりー木材③

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木は呼吸している
木は多孔質な材料ですから、気乾状態といわれる含水率 14~15% を境にして
湿度の高いときは空気中の水分を蓄え、逆に冬の乾燥の季節では、蓄えた水分を
空気中に放湿するという調湿機能を持っています。この事をさして 木は呼吸する といいます。
但し表面を化粧単板で覆ってしまったり、無垢の木でも表面をウレタン塗装やUV塗装
及び防虫加工(注入タイプ)していますと調湿機能はなくなっています。
木の表面は、無塗装仕上とか天然系塗料(オイルフィッシュ)仕上にしないと
調湿効果がなくなるデリケートな素材です。

シックハウスにならない家づくりー珪藻土

珪藻土は 植物性プランクトンの死骸の化石です。粘土の一種で、昔は 七輪や耐火レンガの
原材料として使われていました。最近は これが見直されて、石灰やセメント系固化剤を混ぜて
壁材として使われています。珪藻土も小さな孔がたくさんありますので、保温、吸放湿、吸音、脱臭に効果があります。そのため、結露に困る場所に使うのに適しています。ただ 左官工事になるので
工費的には かかります。
アレルギーに注意されている方の場合の珪藻土での注意点は、防カビ剤や下地に有機溶剤系の
ものを使用しない事です。これは 全て化学薬品ですので身体に良くありません。
せっかく身体に良い珪藻土を使っても、その良さを殺してしまいます。
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          珪藻土の顕微鏡写真

シックハウスにならない家づくりーコルク床材

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                   ワックス仕上のコルク床材

コルク は とても暖かく、体重を やわらかく支える優れた床材です。しかし コルク も表面を
ウレタン等でコーティングしたものは、コルク の多孔質を埋めてしまいますので調湿効果は
期待できません。無塗装の生地仕上 か、天然ワックス仕上 のものを選ぶ事をお勧めします。

シックハウスにならない家づくりー畳

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                着色されたタタミ表

畳は、ダニの発生原因のように思われて、防虫剤 や 防虫シート を施したものもでているようですが
これらも調湿効果を妨げたり、使われている薬剤に 有害なものもありますので注意が必要です。
また最近は、畳に着色しているものもありますが、これも有害な着色剤が含まれているものがあります。一番良いのは 「防虫処理なし、無着色」 の畳という事になります。


シックハウスにならない家づくりー自然素材 漆喰

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       薬師寺東塔の漆喰壁

漆喰は 日本で昔から使われてきた塗壁です。成分は 石灰、かき灰、砂、糊着材(角又、布海苔)
スサ(繊維質)などです。全て天然の素材ですが、防カビ剤や合成接着剤を混入する場合も
あるようですので、混ぜないように予め 左官屋さんに依頼する必要があります。
又 最近は、石膏ボードに漆喰が塗ってある漆喰ボードもでているようです。

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    真壁(柱の真に壁があって柱が見える壁)の構造

シックハウスにならない家づくりー自然素材 紙

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               障子紙
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             襖紙 と 畳

紙は 紙クロスや襖紙、障子紙、畳等で使われています。紙クロスや襖紙、障子紙 何れにも
表面強化や水分に強くするために、フィルム加工や撥水加工したものがあります。
この場合も 調湿効果は期待できません。また紙クロスは 非常に収縮し易いので
クロス職人は 嫌がります。

シックハウスにならない家づくり 自然素材以外の建材-1

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合板 や 集成材・建材
合板や集成材、建材には 多くの接着剤が含まれています。そのために、選ぶ時の注意点としては
ホルムアルデヒド のレベルが、F☆☆☆☆(上の写真に刻印されています。)の 建築基準法規制対象外 であることを確認してください。このマークは、必ず梱包ケースや製品に刻印がされています。
また 防虫処理は、混入処理のものよりも塗布処理の方が良いです。接着剤は、天然系接着剤が
使えない場合は、環境対応型の接着剤(ノンホルムタイプ)を指定すれば良いと思います。


シックハウスにならない家づくり 自然素材以外の建材-2

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壁紙(ビニールクロス)
壁紙(クロス)を選ぶときの一つの基準は、安全品質マークです。ドイツのRALマークや日本の
壁装材料協会のISMマーク、壁製品規格協議会のSVマーク等があります。これらのマークは
環境負荷の一つの判断基準として認知されています。ただ、建築基準法が義務つけている
ホルムアルデヒドの発散区分は、壁紙にも適用されていますので、建材と同じくF☆☆☆☆レベルを
使用するのが良いです。さらに、壁紙を貼る接着剤もF☆☆☆☆で揮発生有害物質の少ない
接着剤を使用することが良いです。(上の書類と写真を参照してください)

シックハウス原因物質を吸着分解する材料

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   有害物質を分解する触媒のPR

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             INAXのエコカラットのPR


シックハウスの原因物質を粘土や色々な触媒で、吸着したり分解したりして、空気中の有害物質を除去、低減できる建材が多種発売されています。しかし これらの建材に有害物質が吸い取られたり、建材内に内蔵されたとしても、それで全て大丈夫と建材に頼り切らないで、あくまで換気による
空気浄化を忘れないでください。人にとっては、外気による新鮮空気の取り入れと、汚れた空気の
排気による室内の空気浄化環境が、一番のシックハウス対策なのは間違いない事です。

 

健康な住宅とは!-1

健康な暮しができる家なんて、あたりまえの事と思われると思います。しかし、現実にはシックハウスやアスベスト問題、結露や家ダニ等、住まいには人にとって有害なものが含まれる場合が多くあります。そこで家づくりを「健康な暮しができる」という視点でとらえて知ってもらいたいと思っています。
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健康な住宅とは!-2

住まいは、そもそも自然から人を守るために人類が考えたシェルター(遮蔽物)です。つまり雨・風・気温(暑さ・寒さ)・地震・外敵(動物)から身を守るためのものです。特に日本の気候は夏が非常に高温多湿のため、それに適するように木や土や草を使って、吉田兼好の徒然草にあるように夏向きに造られてきました。その代表的な例が京都の桂離宮です。また、木の湿気を調節する性質を最大限に行かしたのが正倉院の校倉造りです。
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何故、不健康な住宅ができたのか-1

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                  開放型の近郊農家の住宅の例

日本の木造住宅は、桂離宮や正倉院校倉造りのような考え方で造られた開放型の夏向きの住宅です。

何故、不健康な住宅ができたのか-2

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                  閉鎖型のモダンな住宅の例

プライバシーを守る考え方と暮し方が定着すると共に、家は個室化し、さらにクーラー(エアコン)の普及で、窓を小さくして熱が逃げる(専門的な言い方では、熱損失)のを押さえる家づくりに変わってきました。その結果住まいは、古来の開放型の住宅から閉鎖的な住宅に大きく変化しました。さらに大量に住宅を均一に安く供給する必要性から、使用される材料も自然素材から新素材と呼ばれる化学製品に置き換えられてきました。このように日本の住宅が閉鎖的になり新素材を使用する事になったために、住む人にも、住まいにも悪い影響を与える不健康な住宅ができる事にもなりました。

どんな住宅が健康住宅

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どんな住宅が健康住宅と言えるのでしょう。それは、そこに住む人の身体の健康をそこなう事のない
快適な住宅である事です。また住む人の心も健全に、かつ家族が楽しく暮せる条件が整っている事です。そして建物も衛生的で、建物としての機能や耐久性が十分保たれる設計がなされている事です。以上の三つの要素が満たされた住宅を健康住宅と呼びます。
そこで次回から「健康な暮しのできる」家づくりのポイントを具体的にお話していきたいと思います。


住宅健康の害、結露を防ぐ-1

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結露とは、空気の温度が露点温度以下になると、その空気中の水蒸気が水になる現象を言います。
特に、高い湿度の空気が冷やされた時におき易い現象です。結露を放置しますと、カビやダニや白蟻の生息し易い環境をつくってしまいます。そこでその結露を防ぐためには、建物の保温断熱を十分にとるために、上の図でもわかるようにきれめなく外気に面する床・壁・天井・屋根等に断熱材を充填することです。また外壁側に通気層を設けて、夏場の日射で高温になる空気は上昇しますので、この通気層で熱を逃がすことができます。但しその通気層の内側には、透湿防水シートを必ず貼って、湿気や雨水が壁の中に浸入することを防ぎます。


住宅健康の害、結露を防ぐー2

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       カナダの2×4住宅。黒く見えるのは 水を含んでいるからです。
       日本でこのままにすると カビを発生します。結露もこのように見えませんが        
       壁や床内部がこのような状態になることです。

結露は、室内の壁等におきる表面結露と 壁内部等におきる内部結露があります。
表面結露を防ぐには、壁等の表面の断熱に隙間のないように内側にきっちり施工する必要があります。また 内部結露で特に忘れられがちなのは、床下と壁内部が隙間でつながっていて、床下の冷たい湿気を含んだ空気が、壁内部に入り込んで結露しているケースがあります。このため、そのような隙間ができてないかをチェックする必要があります。このような設計や仕様上の問題以外にも、室内で水蒸気を発生させない、換気や通気を十分にとる 等の住んでいる人の心掛けの部分も結露を防ぐには 大事な事です。

 

バリアフリーリフォーム①

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バリアフリーのとらえ方
①健常者の方の高齢化へ対応するために考えるバリアフリー
  健常者の高齢化へ対応するバリアフリー及び、もし将来 障害を持つ事になっても対応できるよう
  にするためのバリアフリーリフォームで、その一番の目的は住居内での事故を防止する事です。
 
②障害を持たれている方と介助される方のためのバリアフリー
  障害を持たれている方のためのバリアフリーリフォームを考える場合は、例えば室内で車椅子を
  使うとか使わないとか、利き手が右とか左とか、浴室やトイレの使用は一人でできるとか
  介助が必要とか、介助が必要ならばその介助の仕方とか、細かな要望をまとめておく事が
  大事になります。そして、その要望に答えられる提案ができてはじめて、障害を持たれた方の
  体の衰えを補い、介助される方が介助し易くなる事が、実現します。


 

バリアフリーリフォーム②

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                 リフォームでの防蟻工事施工例

バリアフリーリフォームのためのチェックポイント
①初めに既存床のレベルチェック
床のレベル(水平)の傾きによっては、床組からのやり替え工事になるケースが多くあります。

②バリアフリーリフォームをする時は、前もって白蟻の点検もした方が良いです。
土台や床束が白蟻の被害を受けていると、後々の問題が発生する事もあります。

③介護保険の住宅改修の申請をする場合は、事前に指定のケアマネージャーの現地確認が必要です。それに介護保険住宅改修の申請(役所の介護福祉課等ー役所によって名称が違う場合があります。)が必要になります。介護保険番号、現状写真や施工計画書等の所定の書類で申請する必要があります。

④バリアフリーリフォームの場合、床を工事するので、荷物の片付、移動や工事をどの部屋からするか等の事前の施工打合せが重要になります。

⑤浴室・トイレ洗面洗濯・キッチン等 水廻りを工事する場合、いつからいつまで、どこが使用できないかの打合せも必要です。

⑥リフォームする部屋と、しない部屋の養生や遮断や外部の施工上の出入口の戸締りが、どうなるのか等の確認や打合せも必要です。

⑦各ゾーンごとに工事したり、部分的に遮断したり、構造補強(土台、床下、床組、壁補強等)したり、荷物を移動したり等がある場合は、工事費が割高になります。またリフォームの際に発生する解体撤去処分の費用も以前に比べて高くなっていますので、リフォームの場合 特に事前調査と事前の見積の依頼が大事です。


バリアフリーリフォーム③バリアフリーの設計基準

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バリアフリーの設計基準を説明します。
バリアフリーの設計をする場合に公的に定められている基準にも色々ありますが、ここでは最も一般的な住宅金融公庫のバリアフリー基準について説明します。この基準は、住宅金融公庫のバリアフリーに適合する融資を受けるためのものです。
①段差の解消ー床や建具下枠の段差を3mm以内にする事が求められます。

②部屋の配置ー高齢者(公庫では60歳以上に定義してます)の寝室階にトイレを設置する事が求められます。

③階段の段差ー階段の勾配をゆるくする事が求められます。具体的には蹴上22cm以内・踏面21cm以内にしなさいという基準です。

④手摺の設置ー階段と浴室には手摺をつける事が求められます。

⑤通路の巾の確保ー廊下の有効巾を78cm以上(但し柱があるところでは、75cm以上)確保する事とドア部分の巾が、ドアをを取り外した有効巾で75cm以上が求められます。車椅子使用の場合の通行を想定しての事です。

⑥浴室の広さの確保ー浴室の短辺方向が1.3M以上で浴室の面積が2.0㎡以上で、浴室のドア巾有効60cm以上が求められます。

※このように公庫融資のバリアフリータイプの融資を受けるためには、クリアしないといけない基準です。ただ、実際の住まう人のバリアフリーの要望が、これで全てクリアできるものではありませんので、あくまで具体的な使い勝手の打合せが必要と思います。

 


バリアフリーリフォーム④

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上記図面に示すように、浴室は短辺方向 1.3m以上で浴室面積 2.0㎡以上が
住宅金融公庫のバリアフリーの融資基準です。


バリアフリーリフォーム⑤

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和室と洋室の段差なしにした住宅展示場の例。
この写真の展示場は、私が設計したのですが
この当時、まだ和室と洋室がフラット(段差なし)は珍しく
また和室の格式を重じる方からは、安っぽいとの評もありましたが
今はもう常識になりました。


バリアフリーリフォーム ⑥

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障害を持たれている方と介助される方が、お住まいの住宅のバリアフリーリフォームを考える場所を
上記のようなチェックリストで聞き取りをして、確認する事が 間違いないバリアフリーリフォーム計画の第一歩です。

 

段差のない家づくり-1

私がさせて頂いている住宅リフォームは、全てバリアフリーに配慮した設計で施工しています。住まう人に合わせて、床や建具の段差、将来の車椅子での生活に対応できるスペースの確保やプラン配慮等をしています。そのような実例を踏まえて、参考にしてもらえるお話をしていきます。
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床のバリアフリーの事例です。リフォーム前の床下とDKを仕切る引違戸真中レールの敷居が床に段差をつくっている状態です。


段差のない家づくり-2

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リフォーム後のDKとリビングの間の片開きドアが下枠なしで床に段差の全然ない状態にできあがりました。

 

換気の必要性

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人は息をする度に、炭酸ガスを吐きだします。そのため室内の空気は汚れていきます。
空気中の炭酸ガスの濃度が 0.1% を超えると健康な生活は営めないと言われています。
一般に、成人一人当り毎時 33㎥の新鮮な空気が必要です。ざっと 8畳の部屋の容積に当ります。
この成人が、一時間に必要な換気量=33㎥を1回、とする基準を換気回数と言います。
また換気は、室内の湿度を下げたり 室内の空気のよどみを なくしたりの効果があり
さらに カビやダニの発生を防ぐ事にもなります。尚 現在は 建築基準法施行令によって
家全体で 0.5回の常時換気(24時間換気)が義務づけられています。

 

日差しのコントロール

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                 京都の町家

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最近の住宅は、敷地の関係で庇 が短くなっていますが、本来 日本の住宅は 庇によって
太陽の光をコントロールして 夏は 日差しをさえぎり、冬は 日差しを室内に取込むという
大きな役目をもっています。特に庇のない建物や短い建物は、夏の強い日射を直接 外壁が
受けることになりますので、夏は 暑い家になってしまいます。床面から庇 までの高さの比は
5:1 程度が適当な庇の出になります。平屋の場合、概ね床面から庇まで 3.0Mですので
庇の出は、60cm になります。総 2階建で1階に庇がない場合は、概ね 2階庇まで 5.8Mですから
1.2M 庇がでてないと日射を防げない事になります。 ※上の図を参照してください。
さらに日差しは、太陽光線の中に含まれる紫外線が、骨作りに不可欠なビタミンDを体内で
つくるほか、カルシュウムやリンなどの代謝をする効用があります。また殺菌力も強烈で直射日光の
下ならば、1~2時間で結核菌を死滅させる力があります。
ということで、日差しを取り入れた住宅は 健康住宅と言えます。


 

自然と共生する 蔦(つた) の効用

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上の写真は、甲子園球場の有名な蔦です。外壁面に はわせた蔦は、夏の日射を遮蔽し、
冬は蔦の葉が枯れて、日射が直接 外壁面にあたるという、夏冬のモードに自然に
切り替わる便利な植物です。また蔦が外壁面に繁茂していると、蔦の葉と壁面の間に
空気層ができて、二重壁のような効果もあります。自然の力も仲々あなどれませんね。


自然素材と冷暖房の関係

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現在の暮らしでは、夏は自然の風だけで暮らすとか、冬は火鉢やこたつのような局所暖房だけで
暖房して暮らすとかは なくなり、室内の空気を強制的に冷やしたり暖めたりするエアコンが
冷暖房の主流になりました。この事は 人の身体に冷房が良くないとか、暖房は乾燥しすぎて
良くないと言うように、自然素材にとっても良くありません。急激な冷暖房による乾燥で
紙クロスの目地が開いたり、塗壁に収縮クラック(ひび割れ)が入ったりします。また木材も
無垢材で特に乾燥による収縮で、壁際にクラックが入ったり床鳴りがするようになったりします。
これは、家の作りが閉鎖型の冷暖房を必要とする家であるのに、使う材料は自然素材という
バランスの悪さからおきる原因もあると考えられます。人の健康にも良い自然素材を取り入れた
家づくりを考える場合、その自然素材にも優しい空気環境の家づくりや、日本の気候風土を
生かした家づくりが必要になります。これが適えられてこそ、健康住宅と言えると思います。
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