新築・建替計画の進め方 家づくりを始める前に決めておきたい事があります。
家づくり と言うと直ぐに、住宅展示場に行く とか、セミナーやイベントに
参加する とかを考えがちですが、その前に、どんな家を建てるのか
家族で決めておくことがあります。そうしないと いつの間にか
住宅業者のペースで家づくりが進んでしまいます。
その決めておく事とは
①どんな暮らし方をする家を建てるのか です。
・夫婦二人の家 ・夫婦と子供の家 ・二世帯同居の家
・二世帯同居を視野に入れた家 ・三世帯が同居する家
・介護を考慮に入れた家
等々の形の中に、それぞれの暮らしの希望をまとめておくことです。
②どれくらいの予算で
建築費以外に掛かる費用も含めて、総額でどれくらいの
予算で収めたいかも決めておきましょう。また住宅ローンを借りる場合は
いくら借りられるかもチェックしておきましょう。
③どんな家を建てたいのか の希望も家族でまとめておきましょう。
例えば 構造は、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・2×4・プレハブ とか。
外観は、どんなデザインが良いとか。
それらの希望によって、依頼するところも違ってきます。
④いつまでに入居(完成)したいか
のスケジュールも決めておきましょう。
以上のようなことを決めておいてから、色々なところに見に行ったり
話を聞いたりすると、間違いのない家づくりが進められます。
新築・建替計画の進め方 家づくりの希望と頼みたい事
家づくりの 希望 と 頼みたい事 と言っても様々あります。
それによって、その希望を叶えられるところを選ぶことが
家づくりの成功のポイントです。
1、全てお任せで頼みたい。
2、あまり面倒のない標準プランや標準仕様から選べる
住宅メーカーの家を頼みたい。
3、大きな住宅メーカーなら全てに安心なので、そこに頼みたい。
4、できるだけローコストで合理的な家にしたい。
5、設計やデザインを重視した家を建てたいので
建築家や設計士に頼みたい。
6、構造や施工のしっかりしたところに頼みたい。
7、使いやすい設計をしてほしい。
8、健康やバリアフリーに配慮した家を建てたい。
9、断熱や気密性の高い、省エネルギーの家を建てたい。
10、全てにおいてこだわりたいので、それに答えられるところに
頼みたい。
さて あなたは、どんな希望と頼みたいことを お持ちですか。

某住宅メーカーの外張断熱の家
全て、お任せで頼みたい
1、全て、お任せで頼みたい
こんなニーズの方に向いているのが
住宅メーカーや不動産(建売)業者が
企画プランと仕様をセットにして販売している住宅です。
この場合の注意点は、お任せとは言っても、提案されるプラン(間取り) や
仕様 等がどんなものか、暮らしやすいか、使いやすいか 等は
ご自分で確認する必要はあります。
また確認しにくい 基礎 や 構造、断熱ガラスの種類 等は
忘れず質問してください。

某住宅メーカーの企画タイプの住宅商品
標準プランや標準仕様から選ぶ家づくり
住宅メーカーと呼ばれる住宅会社では
標準プラン集 や 標準仕様 のカタログを用意しています。
そして住宅メーカーの営業担当者が、お客様のニーズと敷地に応じた
標準プランをベースに、打合せを進めて行きます。
また同時に、お客様のご予算に応じた標準仕様を説明します。
このようにして特にこだわりがなければ、スムーズに自分達の家の形が
決まっていきます。さらにほぼ決定した段階で
その内容で、CAD(キャド)で作図された図面や完成予想図と
見積が出来上ります。ほとんどの住宅メーカーの見積は
施工面積と呼ばれる坪数(※建築基準法の延べ床面積より
概ね大きくなる)×商品坪単価+追加項目1式金額という形で
表示されます。
この表示は、坪単価の中味にこだわらなければ、わかりやすい見積です。

某住宅メーカーの標準仕様例
大きな住宅メーカーの家を頼みたい
大きな住宅メーカーに家を頼みたい と思われる裏側には
「大きな会社だから信用できる、安心」 という気持が
働いていると思います。
さて その場合の大きな会社とは、どんな会社を指すのか
まとめてみますと
①株式上場している
②資本金が多いとかの会社の規模の大きさ
③建築戸(棟)数が多いなどの実績の大きさ
等があげられます。そして さらにもう一点は
○テレビ等による宣伝の露出度の多さ
も 大きい会社へのイメージ につながります。
しかし、実際に 信用できる や 安心できる かどうかは
住宅の場合、規模の大きさだけで判断できない部分が沢山あります。
そのためには、大きな住宅メーカーであっても
実際の家づくりを、ご自分の目で確かめることが一番です。
下の表は、大手と呼ばれる住宅メーカーの
2007年度の資本金と年間建築戸(棟)数を まとめたものです。

ローコストで合理的な家にしたい
住宅の品質を しっかり確保した上で、ローコストな住宅を実現するために
第一に考えられるのは、建築にかかる間接的なコストのカットや
資材購入費のコストダウンです。
そして第二には、シンプルで無駄のない、合理的な設計 をすることです。
第一の部分は、住宅会社のすることで、外からは わかりにくい
部分ですが、設計については、直接関わりますので
どう合理的な設計プランにするか、無駄を省くか の方向性を考えて
プランの打合せをする必要があります。
しかし いかに合理的でシンプルな設計と言えでも
自分達の生活に合わない、不便さをともなう設計プランであれば
意味がありません。またいかに ローコストでも、基礎や構造、断熱等の
基本性能が劣るようであれば、長期的に見るとかえって高くつきます。
それらを見極めることが大切です。
そのためには、住宅の性能評価の等級レベルを
依頼先に確認するのも一つの方法です。

住宅メーカーのローコスト住宅の例
(総2階建のシンプルなデザイン)
設計やデザインを重視した家を建てたい。
注文住宅でも、住宅メーカーの住宅のように、プランや仕様、デザインが
商品として用意されていて、そこから選んで行くという形で進める
家づくりもありますが、設計やプラン、デザインに納得できるまで
時間をかけ、仕様についても、一つ一つこだわり決めて行きたい
と考えておられる方の家づくりに答えられるのは、住宅を得意とする
建築家や設計士です。
この場合、会社や組織として選ぶのではなく、建築家・設計士
個人としての設計キャリアや、住宅に対する考え方に共鳴できるか
というような事で、選択することになります。

構造や施工のしっかりしたところに頼みたい
a) 構造のしっかりしたところは、構造の計算や構造の設計が
しっかりした建築士さんの居るところという事になります。
b) 施工のしっかりしたところとは、腕の良い大工さんや、基礎工事職人
屋根板金工事職人、塗装工事職人、クロス工事職人、電気工事職人
水道工事職人 等がいるところということになります。
そして これらを抱えている、工務店や建築会社に依頼するという事に
なります。しかし これらの腕が良いとか、構造がしっかりしているとかは
外からは中々わかりません。
そこで プレハブ住宅メーカーのような、構造部材から施工まで
プレハブ化によって、均一な施工ができるように
システム化されたところに依頼するという方法もあります。
さらには、建築家や設計事務所に設計監理を依頼して、プロの目で
業者選定から施工管理まで、全て委託するという方法もあります。
使いやすい設計をして欲しい
設計で使いやすさを左右する箇所とは
キッチン・洗面洗濯室・収納スペース・窓や建具の開閉
スイッチコンセントの位置配置 等
人の動作との関連のある部分があげられます。
そして、それを使う人の身体的特徴や癖を踏まえた上で
それを反映した設計をすることが必要です。
そのため 設計段階の設計士との打合せが、大変重要になります。

健康やバリアフリーに配慮した家を建てたい
住まいは、暮らしの中に、当然 備えてなければならない
あたり前の安心安全が必要です。それが人の暮らしをさまたげない
健康に配慮した住宅であり、バリアフリーの住宅です。
そんな住宅を建てるためには、住う人の様々な特徴を把握した上での
設計と仕様の選定が必要です。一律のシックハウス対策や
バリアフリー設計で、全てに安心安全な住宅ができる訳ではありません。
そこで、あなたの暮らし方の考えから、どんな健康住宅の設計をすれば
良いかを、チェックしてみることも重要です。


