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住宅の断熱材は、何が一番 良いのでしょうか-1

断熱材の性能は 熱伝導率 であらわします。
熱伝導率とは、物質内に温度差があるときに、温度の高い方から低い方に熱が伝わる率をあらわします。数値が大きい程、熱が伝わりやすい
つまり 断熱性能が悪い材料 という事になります。
しかし 材料の熱伝導率は、断熱材の密度(K=Kg/㎡) によって
変わります。断熱材の仕様に 10K とか 16K とか表示しているのが
密度をあらわしています。
こちらの数値は大きい方が、断熱性能が良いという事です。

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住宅の断熱材は、何が一番良いのでしょうか-2

断熱材の厚さは、どのようにして決まっているのでしょう。
次世代省エネルギー基準では、地域と建物の断熱する場所によって
断熱材の熱抵抗値という数値を決めています。
この数値をクリアするには、断熱材の種類ごとに
いくらの厚さが必要か、という計算をして厚さを決めています。

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次世代省エネルギー基準
断熱材の種類と厚さの基準表

(出典 (株)日本住宅木材技術センター)

熱抵抗の値=断熱材の厚さ÷熱伝導率
熱抵抗の値は、選択した断熱材の厚さを、その断熱材の熱伝導率で
割った数値です。熱抵抗の値が大きい程、断熱材の厚さも厚くなります。
尚 上記表の断熱材の厚さは、Aー1~Eー12 に分類する断熱材ごとに
計算してだした厚さの早見表です。

住宅の断熱材は、何が一番良いのでしょうか-3

地球環境や健康を考えると、断熱材は何が良いのでしょう
「健康に有害な断熱材や火災時に有害ガスを出す断熱材は使いたくない」
「地球環境に優しい自然素材の断熱材を使いたい」
の要望があります。
勿論、現在市場に流通している断熱材は、住宅性能表示の法律によって
ホルムアルデヒド放散量の基準をクリアしたものしか使用できませんが
それでも 石油製品系、鉱物系 のものは駄目という方もおられます。
そこで、それらのニーズに答えられる断熱材として

羊毛を材料とする断熱材(羊毛の含有率による種類がある)
セルロース系断熱材(綿・パルプや新聞古紙からリサイクルする断熱材)
廃材の木材チップや炭化コルクからつくる断熱材
再生ポリエステル繊継からつくる断熱材(ペットボトルリサイクル)

等があります。
何れも グラスウール や ロックウール に比べると、コスト的に割高ですが
人と地球には優しい断熱材です。

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ペットボトルをリサイクルした地球環境に優しい断熱材

住宅の断熱材は、何が一番良いのでしょうか-4

建物構造や施工方法によって、適した断熱材も違います。

断熱材の形状は、ロール状・マット状・フェルトン状・板状(ボード)
粒子状(バラ綿状) と多彩です。
木造のように、壁体内部に充填する方法 や 吹き込みする方法 が
適している構造では、ロール状・マット状 の断熱材や
吹き込み工法(ブローイング) ができる 粒子状(バラ綿状) の
断熱材を選択することになります。
また 外張り断熱や、鉄筋コンクリート造の躯体に断熱材を打込む
場合には、板状(ボード)断熱材になります。

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木造住宅で最も多く採用されているグラスウール断熱材

このように住宅の断熱材の選択は

必要とする断熱性能のレベル
断熱材素材の安全性や環境対応性をどう捉えるか
建物の構造や外断熱に応じた断熱施工方法の選択
コスト

以上の要素を検討の上、一番良いものを選ぶことになります。