健康な住宅とは!-1
健康な暮しができる家なんて、あたりまえの事と思われると思います。しかし、現実にはシックハウスやアスベスト問題、結露や家ダニ等、住まいには人にとって有害なものが含まれる場合が多くあります。そこで家づくりを「健康な暮しができる」という視点でとらえて知ってもらいたいと思っています。

健康な住宅とは!-2
住まいは、そもそも自然から人を守るために人類が考えたシェルター(遮蔽物)です。つまり雨・風・気温(暑さ・寒さ)・地震・外敵(動物)から身を守るためのものです。特に日本の気候は夏が非常に高温多湿のため、それに適するように木や土や草を使って、吉田兼好の徒然草にあるように夏向きに造られてきました。その代表的な例が京都の桂離宮です。また、木の湿気を調節する性質を最大限に行かしたのが正倉院の校倉造りです。

何故、不健康な住宅ができたのか-1

開放型の近郊農家の住宅の例
日本の木造住宅は、桂離宮や正倉院校倉造りのような考え方で造られた開放型の夏向きの住宅です。
何故、不健康な住宅ができたのか-2

閉鎖型のモダンな住宅の例
プライバシーを守る考え方と暮し方が定着すると共に、家は個室化し、さらにクーラー(エアコン)の普及で、窓を小さくして熱が逃げる(専門的な言い方では、熱損失)のを押さえる家づくりに変わってきました。その結果住まいは、古来の開放型の住宅から閉鎖的な住宅に大きく変化しました。さらに大量に住宅を均一に安く供給する必要性から、使用される材料も自然素材から新素材と呼ばれる化学製品に置き換えられてきました。このように日本の住宅が閉鎖的になり新素材を使用する事になったために、住む人にも、住まいにも悪い影響を与える不健康な住宅ができる事にもなりました。
どんな住宅が健康住宅
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どんな住宅が健康住宅と言えるのでしょう。それは、そこに住む人の身体の健康をそこなう事のない
快適な住宅である事です。また住む人の心も健全に、かつ家族が楽しく暮せる条件が整っている事です。そして建物も衛生的で、建物としての機能や耐久性が十分保たれる設計がなされている事です。以上の三つの要素が満たされた住宅を健康住宅と呼びます。
そこで次回から「健康な暮しのできる」家づくりのポイントを具体的にお話していきたいと思います。
住宅健康の害、結露を防ぐ-1
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結露とは、空気の温度が露点温度以下になると、その空気中の水蒸気が水になる現象を言います。
特に、高い湿度の空気が冷やされた時におき易い現象です。結露を放置しますと、カビやダニや白蟻の生息し易い環境をつくってしまいます。そこでその結露を防ぐためには、建物の保温断熱を十分にとるために、上の図でもわかるようにきれめなく外気に面する床・壁・天井・屋根等に断熱材を充填することです。また外壁側に通気層を設けて、夏場の日射で高温になる空気は上昇しますので、この通気層で熱を逃がすことができます。但しその通気層の内側には、透湿防水シートを必ず貼って、湿気や雨水が壁の中に浸入することを防ぎます。
住宅健康の害、結露を防ぐー2

カナダの2×4住宅。黒く見えるのは 水を含んでいるからです。
日本でこのままにすると カビを発生します。結露もこのように見えませんが
壁や床内部がこのような状態になることです。
結露は、室内の壁等におきる表面結露と 壁内部等におきる内部結露があります。
表面結露を防ぐには、壁等の表面の断熱に隙間のないように内側にきっちり施工する必要があります。また 内部結露で特に忘れられがちなのは、床下と壁内部が隙間でつながっていて、床下の冷たい湿気を含んだ空気が、壁内部に入り込んで結露しているケースがあります。このため、そのような隙間ができてないかをチェックする必要があります。このような設計や仕様上の問題以外にも、室内で水蒸気を発生させない、換気や通気を十分にとる 等の住んでいる人の心掛けの部分も結露を防ぐには 大事な事です。


