住宅の現場がみたい 地盤調査は必要です。
地盤調査の目的は、地盤の硬い軟い、締り状態などを判定して
建設予定の建築物の基礎構造設計の基礎データを得る事です。
地盤調査の方法には、標準貫入試験(ボーリング調査)やスウェーデン式サウンディング試験がありますが、3階建規模の住宅では一般的にスウェーデン式サウンディング試験で行なわれます。そこで、スウェーデン式調査について説明します。上記図面のように調査ポイントは5ヶ所が一般的で、5ヶ所で上記写真のような計器を使ってサウンディングします。
住宅の現場がみたい 地盤調査結果の見方
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調査結果は、上記のような書式で5ヶ所分報告されます。この表の見方は、表中の貫入深さDが地表からの深さです。同じく表中の換算N値とは、ボーリング孔を利用しておもりを30cm貫入させるのに必要な打撃回数をいいます。この回数が多いほど固い地盤という事です。そしてこのN値を使って地耐力を推定します。表中の換算9a tf/㎡の数値が地耐力です。しかし気をつけないといけないのは、調査の結果いくら固い地盤でもその固い地盤の厚み(深さ)がある程度ないといけません。それを見てみて現してるいるのがこの表の斜線グラフです。斜線が表中右側まである方が固い地盤でタテ方向が深さですから、固い地盤の層が何mあるかが推定できます。
住宅の現場がみたい 地耐力の目安

「建築基礎構造設計規準より」
地耐力の目安は、上記に現されています。木造2階建で3KN/㎡(昔の表示では3t/㎡です。)以上、
木造3階建で5KN/㎡以上あれば、建築物が沈下することがないという目安です。
尚 調査の結果、それだけの地耐力が期待できない場合に、地盤改良とか杭打工事というような
方法によって基礎を支える事になります。
住宅の現場がみたい 地盤改良
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建物の重量を支えるだけの耐力のある地盤(支持地盤といいます。)が、建物の基礎の底盤部分にない事がわかった場合に、地盤改良が必要になります。その場合、地盤面から支持地盤の深さが1m程度の場合は、表層改良という土と反応して硬化する改良剤を散布して混合して、さらに転圧して改良地盤を作ります。さらに支持地盤が5~6mと深い場合は、柱状改良と言って、直径500~600mの円柱状に掘剤しその中に特殊セメントを流しこんで、杭のような柱体の改良を行ないます。尚 これ以上支持地盤が深い場合は、大型建築物で行なわれているのと同じ、コンクリート杭や鋼管杭を打込むという大がかりな工事になります。
住宅の現場がみたい 地盤改良の現場 ①
上の写真は、地盤改良剤を配布 混合している現場の写真です。
住宅の現場がみたい 地盤改良の現場 ②
上の写真は 地盤改良後 砕石を敷き うめて転圧した後、防湿シートを施工した写真です。
この後 現場は 捨コンクリートを打って、ベタ基礎の鉄筋を配筋する基礎工事に入ります。
住宅の現場がみたい 地盤改良の現場 ③

次に 柱状改良の現場を紹介します。
上段の写真は 既存建物の解体後、整地して杭芯をだした状態です。
中段の写真は 既家に対する養生の状況写真です。
下段の写真は 柱状改良のための重機の作業の全景です。
住宅の現場がみたい 地盤改良の現場 ④

左側の写真が、堀削した穴に特殊セメント(ミルク注入といいます。)を注入し
その後、柱頭処理をして柱状改良が完了します。右側の写真は、その後 建物位置をだしていた
地縄を張り直してから、最後に清掃して地盤改良工事が完了した状態をあらわしています。
地盤改良は このような手順で行われます。
さらに 次に基礎工事にかかります。
住宅の現場がみたい 基礎配筋検査の見方 ①
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地盤改良が完了して、その上に捨コンクリート打ちをして水平(レベル=水準をだすと言います。)を
取ります。ここで注意することは、この水平面が基礎の底の部分になりますので
その高さが、前面道路からどれくらい下がっているのかとか、その基礎底から 何cm上が
出来上がったときの地盤の位置になるのかとか、自分で確認してみてください。
徐々に図面の数値だけだったものが、現実の感覚として わかるようになってきます。
住宅の現場がみたい 基礎配筋検査の見方 ②

基礎の中に入る 鉄筋の配筋ですが、図の中の基礎詳細図(前回を参照ください。)に
鉄筋が 13Φ とか 13D とか @ (ピッチ)200とか書かれていると思います。
13Φは、鉄筋の太さで 直径が 13mm、Φとあれば 丸鋼という鉄筋です。
Dとあれば 異形鉄筋といって、表面に コブ のある鉄筋です。最近は Dとある異形鉄筋がよく使われます。@ (ピッチ)は、鉄筋と次の鉄筋の間隔を現します。200と書かれていれば 20cm間隔という意味です。また鉄筋は、土に直接触れると錆びるのと、コンクリートと一体化させるために
かぶり と呼ぶ あきを取ります。そのため 捨コンクリートと鉄筋の間に スペーサー という金物や
サイコロのような四角いコンクリートを置いて、その上に鉄筋を乗せていきます。
配筋が良いか悪いかの判断は、専門的な事を除けば 上の写真のように上から見て 四角い升目が
整然と見えれば ほぼ、まちがいのない配筋と言えると思います。
住宅の現場がみたい 基礎コンクリート打ちからアンカーセットまで

基礎の配筋が、設計図通り正しく行われているか確認できましたら、次の工程は型枠というもので
鉄筋を所定の巾で囲い、それが完了しましたら コンクリートを流し込みます。
これが コンクリート打ち です。一番上の写真は、基礎の立上りを鋼製の型枠で
したケースで、最近は 鋼製型枠が増えてきました。真中の写真は、木製の型枠での施工例で
基礎の底盤部分と立上りを一回で一緒に打つ やり方でした施工例です。丸いチューブのような
ものが、ポンプ車からコンクリートを流し込んでくるものです。下の写真が、コンクリート打ち後
型枠をはずして、基礎が打上がった状態での検査の写真です。
立上り 天端 中央にでている丸棒が アンカーボルト で、これが基礎巾の中心にセットされて
いるのを確認します。
住宅の現場がみたい 土台から上棟


土台を据付る前に最近は、土台と基礎天端の間に 基礎パッキン と呼ばれる
床下換気を確保できるパッキンをセットします。そして その上に土台を据付けます。
この工程で大事なことは、アンカーボルトが基礎立上り巾の中心で、かつ所定の位置に
セットされているか (上の真中の図面が金物を表わした図面です。)を図面と照合して確認します。
特に現在は、木造住宅 2階建でも ホールダウン金物 (上の一番下の写真)が義務つけられて
いますので、それの アンカーボルト がセットされているかのチェックも重要です。
住宅の現場がみたい 上棟と金物チェック

棟が上がりますと(上棟といいます。)建物の立ち(重直)を見ながら
図面通りに 耐力壁と呼ばれる、構造用合板 や 筋交 を入れていきます。(真中の写真の図面)
そして、構造金物を取付けて 本締め を行ないます。(一番下の写真)
この工程では、図面の所定の位置に 金物 が 取付けられているか
ビス や ボルト が正しく締められているかを確認します。
住宅の現場がみたい 屋根廻りチェック アスファルトルーフィング施工
屋根廻りのチェックで大事なところは、屋根の下葺の防水紙の施工です。
一般的に アスファルトルーフィング という防水紙で 1m×21m巻
22kg品が使われます。これを軒先の水切鉄板の上から横巻き(軒先と平行に)に
敷込んでいきます。一番下の軒先廻りが敷込めたら、棟へ向かって次のところと
順次 上がっていきます。アスファルトルーフィング敷込施工上のチェックポイントは、重ね巾を
上下(流れ方向)100mm以上、左右は 200mm以上 取るということです。
また 谷になる部分は、一番底(下)に 1000巾で捨敷込をしてから、通常の横巻きで
上から重ねて敷込みます。同じように隅木部分は 500巾で、棟部分は 左右折り掛けとして
折り掛け巾は 300mm として敷込みます。下記の図のようにします。
建築工事のチェックは、工事が進むごとに隠れてしまうところのチェックが大事ですが
特に防水は、言うまでもなく 一番大事なところですので、現場監督に断って
気をつけて 屋根の防水下地工事を のぞいてみてください。
住宅の現場がみたい 屋根廻りチェック 水切と防水の立上り
屋根廻りのチェックで、防水紙の施工と同じように大切なことが、水切鉄板の壁際の立上り寸法と
防水のある場合の壁際の立上り寸法や、掃きだし窓部分の防水の立上り寸法です。
施工中に わかりやすいところですので、下の図を参考にチェックしてみてください。
住宅の現場がみたい 外壁防水のチェック
外壁をサイディング材等で施工する工法の場合は、そのサイディング材等の裏側に
上昇気流が流れる通気層を設けます。そして その通気層と壁体の通気層側に
透湿防水シート を貼ります。この透湿防水シートが、壁内部への漏水を防ぐバリアーです。
さらにサッシ廻りは、防水テープ を貼ることによって漏水を防ぎます。
以上の 透湿防水シート と 防水テープ の施工が正しくされているかをチェックします。

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住宅の現場がみたい 断熱材 施工のチェック の 1


日本の住宅の断熱化は、これまでは 住宅金融公庫の 割増融資基準 や 国の 次世代省エネルギー基準 をベースにして計られてきました。(住宅品確法の省エネルギー対策等級も これらを取り入れたものです。) その基準に基づき、地域によって断熱材の種類や厚さが決められ施工されています。
上の上段の写真は、グラスウール断熱材 が F4スター商品であることを証明するものです。
下段の写真は、床面の断熱材として使われる ポリエチレンフォーム成形板 の施工した状態です。
住宅の現場がみたい 断熱材 施工のチェック の 2
上の写真が、グラスウール断熱材 を 壁体内に充填した状態です。グラスウール断熱材は
間柱 と 間柱の間に入る巾に裁断されて、防湿フィルムで取付て くるまれています。
この耳の部分を 間柱に止めていくように施工します。
下の図の左側のように押込んで 壁の中に隙間をつくるような施工は、その部分が結露の原因に
なりますので 不良施工です。断熱材の耳と耳を重ねて施工することで、室内からの湿気が
壁体内に浸入しない 防湿層をつくることになるので、この部分を正しく施工することが重要です。
住宅の現場がみたい 給水配管のチェック
給水の配管には 常に水圧が かかっています。水道の蛇口を ひねると 水が勢いよくでるのは
この水圧の おかげです。シャワー・トイレ・電気やガスの給湯器 全て、一定の水圧がないと
作動しません。しかし、給水配管の継ぎ方が不良であれば、そこから水が 勢いよく漏れる
ことにもなります。そこで、給水管や給湯管は 配管工事が完了しましたら、すぐに水圧試験を
することが決まっています。配管工事完了後、いつ 水圧試験が行われたのかを
確認しておく事が大事です。


現場での水圧試験
住宅の現場がみたい 排水工事の施工チェック
排水工事で大切なことは、排水管の勾配が規定通りとれているかと、臭いが排水管から
もれないように封水(トラップ)が正しく施工されているかが大事です。また最近は、汚水管等の
使用時の排水音を低減する遮音材(ベンソン)で、汚水管を被覆する施工も一般的になっています。
(下の写真)
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排水管工事検査
住宅の現場がみたい 電気工事の通電チェック
電気工事が完了しましたら、通電や電圧のチェックや断線やショート(電気的短絡)のチェックを
電気工事技術者が、テスターで行います。このテストの結果、異常がなければ 電気工事検査
合格です。
基板の取り扱い方ノウハウ より
住宅の現場がみたい 電気の契約区分
住宅に引込まれる電力は、電灯用の従量電灯引込の(甲) 単相100V×5A(契約容量500W)と
(2) 単相100V または 100/200V×10~60A(契約容量12000W)のどちらかです。
最近は、IHヒーターやエアコン等で200V配線を使う事が多く、電気容量も多く使いますので
ほとんど従量電灯(2)の契約になります。さらに、電気温水器使用等で深夜電力割引を受ける
場合は、合わせて深夜電力の契約もすることになります。
電気使用申込書


