一級建築士事務所良質住宅研究所 工夫のある家づくりと、資金面も含めた課題を解決できる家づくりのお手伝いをさせていただいています。
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シックハウスに ならない家づくりー木材①

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住宅に使われる自然素材
住宅に使われる自然素材といえば、まず木です。木を製材して木材として使います。
それから土です。土を焼いたり干したりして、瓦やレンガ・タイルとして使います。
また、土と他のものを混ぜて塗り壁材としても使います。さらに草です。
草を使って屋根を葺く萱葺きや、い草を使った畳、紙にして襖紙や障子紙や壁紙等が
建築材料として使われています。

木の強さの不思議
木の強さは伐採した後でも続くといわれています。檜で伐採後、200~300年の間は
強さが じりじり増して 2~3割も上昇するそうです。その後 強度は、ゆっくり下降するそうですが
それでも 1300年たった法隆寺の古材は新しい木材と同じくらいの強さがあるそうです。

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シックハウスにならない家づくりー木材②

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木の使われ方
木は構造材つまり土台、柱、梁として使われるものと、化粧材つまり床材、敷居、鴨居、長押
壁材、天井材、建具材のように見える部分に使われるものがあります。
また木は無垢材と言って、木を製材加工したそのままのの断面で使うものと、木片にしたものを
貼り合わせて使う集成材というものがあります。最近は家の性能評価上 構造材の狂いを
嫌うため、木の水分を一定の状態(木の含水率といいます)に乾燥させた乾燥材(ドライウッドともいいます)や乾燥させた木片を貼り合わせて柱や梁にした集成材を使う事が主流になってきました。
上の写真の上段は、構造集成材でつくられた住宅の土台、柱、梁です。
下段の写真の左側が 無垢材、右側が 集成材です。


シックハウスにならない家づくりー木材③

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木は呼吸している
木は多孔質な材料ですから、気乾状態といわれる含水率 14~15% を境にして
湿度の高いときは空気中の水分を蓄え、逆に冬の乾燥の季節では、蓄えた水分を
空気中に放湿するという調湿機能を持っています。この事をさして 木は呼吸する といいます。
但し表面を化粧単板で覆ってしまったり、無垢の木でも表面をウレタン塗装やUV塗装
及び防虫加工(注入タイプ)していますと調湿機能はなくなっています。
木の表面は、無塗装仕上とか天然系塗料(オイルフィッシュ)仕上にしないと
調湿効果がなくなるデリケートな素材です。

シックハウスにならない家づくりー珪藻土

珪藻土は 植物性プランクトンの死骸の化石です。粘土の一種で、昔は 七輪や耐火レンガの
原材料として使われていました。最近は これが見直されて、石灰やセメント系固化剤を混ぜて
壁材として使われています。珪藻土も小さな孔がたくさんありますので、保温、吸放湿、吸音、脱臭に効果があります。そのため、結露に困る場所に使うのに適しています。ただ 左官工事になるので
工費的には かかります。
アレルギーに注意されている方の場合の珪藻土での注意点は、防カビ剤や下地に有機溶剤系の
ものを使用しない事です。これは 全て化学薬品ですので身体に良くありません。
せっかく身体に良い珪藻土を使っても、その良さを殺してしまいます。
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          珪藻土の顕微鏡写真

シックハウスにならない家づくりーコルク床材

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                   ワックス仕上のコルク床材

コルク は とても暖かく、体重を やわらかく支える優れた床材です。しかし コルク も表面を
ウレタン等でコーティングしたものは、コルク の多孔質を埋めてしまいますので調湿効果は
期待できません。無塗装の生地仕上 か、天然ワックス仕上 のものを選ぶ事をお勧めします。

シックハウスにならない家づくりー畳

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                着色されたタタミ表

畳は、ダニの発生原因のように思われて、防虫剤 や 防虫シート を施したものもでているようですが
これらも調湿効果を妨げたり、使われている薬剤に 有害なものもありますので注意が必要です。
また最近は、畳に着色しているものもありますが、これも有害な着色剤が含まれているものがあります。一番良いのは 「防虫処理なし、無着色」 の畳という事になります。


シックハウスにならない家づくりー自然素材 漆喰

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       薬師寺東塔の漆喰壁

漆喰は 日本で昔から使われてきた塗壁です。成分は 石灰、かき灰、砂、糊着材(角又、布海苔)
スサ(繊維質)などです。全て天然の素材ですが、防カビ剤や合成接着剤を混入する場合も
あるようですので、混ぜないように予め 左官屋さんに依頼する必要があります。
又 最近は、石膏ボードに漆喰が塗ってある漆喰ボードもでているようです。

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    真壁(柱の真に壁があって柱が見える壁)の構造

シックハウスにならない家づくりー自然素材 紙

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               障子紙
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             襖紙 と 畳

紙は 紙クロスや襖紙、障子紙、畳等で使われています。紙クロスや襖紙、障子紙 何れにも
表面強化や水分に強くするために、フィルム加工や撥水加工したものがあります。
この場合も 調湿効果は期待できません。また紙クロスは 非常に収縮し易いので
クロス職人は 嫌がります。

シックハウスにならない家づくり 自然素材以外の建材-1

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合板 や 集成材・建材
合板や集成材、建材には 多くの接着剤が含まれています。そのために、選ぶ時の注意点としては
ホルムアルデヒド のレベルが、F☆☆☆☆(上の写真に刻印されています。)の 建築基準法規制対象外 であることを確認してください。このマークは、必ず梱包ケースや製品に刻印がされています。
また 防虫処理は、混入処理のものよりも塗布処理の方が良いです。接着剤は、天然系接着剤が
使えない場合は、環境対応型の接着剤(ノンホルムタイプ)を指定すれば良いと思います。


シックハウスにならない家づくり 自然素材以外の建材-2

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壁紙(ビニールクロス)
壁紙(クロス)を選ぶときの一つの基準は、安全品質マークです。ドイツのRALマークや日本の
壁装材料協会のISMマーク、壁製品規格協議会のSVマーク等があります。これらのマークは
環境負荷の一つの判断基準として認知されています。ただ、建築基準法が義務つけている
ホルムアルデヒドの発散区分は、壁紙にも適用されていますので、建材と同じくF☆☆☆☆レベルを
使用するのが良いです。さらに、壁紙を貼る接着剤もF☆☆☆☆で揮発生有害物質の少ない
接着剤を使用することが良いです。(上の書類と写真を参照してください)

シックハウス原因物質を吸着分解する材料

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   有害物質を分解する触媒のPR

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             INAXのエコカラットのPR


シックハウスの原因物質を粘土や色々な触媒で、吸着したり分解したりして、空気中の有害物質を除去、低減できる建材が多種発売されています。しかし これらの建材に有害物質が吸い取られたり、建材内に内蔵されたとしても、それで全て大丈夫と建材に頼り切らないで、あくまで換気による
空気浄化を忘れないでください。人にとっては、外気による新鮮空気の取り入れと、汚れた空気の
排気による室内の空気浄化環境が、一番のシックハウス対策なのは間違いない事です。