所長の建築探訪-1 東京駅
駅舎は、多くの人の思い出に残る建物です。
そんなこともあって、私は駅舎を訪ねるのが好きです。
その中でも 東京駅 は、日本でおそらく 一番多くの人の思い出に
残っているのではないかと、取り上げてみました。
東京駅は、1914年に開業後、太平洋戦争で被災し
その後 復興され、現在の形に至っています。
現在 2011年完成予定で、戦前の形にもどす工事が
行われているようです。その完成を楽しみにしています。

現在の東京駅
所長の建築探訪-2 先斗町 歌舞練場
先斗町 歌舞練場 は、先斗町の芸妓さんや舞妓さんが
踊りや鳴物、唄などを練習するために、昭和2年に建てられた建物で
鴨川おどり の会場として有名です。
外観は、独特の和洋折衷デザインで、京都にマッチしています。

所長の建築探訪-3 丸ビル
丸ビルは、日本のオフィスビルの代表的な建物で
建築当時、東洋一とも言われました。
その丸ビルを、丸の内再構築の一環として建て替えが進められ
2002年に竣工しました。

その後、行幸通りを間にはさんで、隣にあった新丸ビルも建て替えられ
東京駅前が一新しました。
所長の建築探訪-4 京都市役所
京都市役所は、1927年(昭和2年)に完成した
鉄筋コンクリート造4階建の、ネオ・バロック様式に東洋的モチーフを
加えた風格のある建物です。
近年、全国の主要都市の市庁舎が、近代的な建築に建て替えられて
いる中で、戦前から残る貴重な近代建築です。

所長の建築探訪-5 京都南座
京都における歌舞伎の劇場で、江戸時代から続いています。
桃山風の劇場建築で1929年に完成、その後 改装を加えられて
今日に至っています。
役者の名前を勘亭流という書体で書いた「まねき」が
劇場の入り口上に並べられることでも有名です。

所長の建築探訪-6 六本木ヒルズ
六本木ヒルズは、森ビルが六本木六丁目の再開発を行ない
建築された一連のビル群を呼ぶ名称です。
そしてその中心が、写真の 六本木ヒルズ森タワー です。
ここに入居している急成長企業を ヒルズ族 と呼んでいましたが
ライブドア事件以降、ヤフーや楽天などが立退き
最近は、その言葉も使われなくなりました。
しかし日本の都市開発で、最も有名になった建物と言えると思います。

所長の建築探訪-7 宇治平等院 鳳凰堂
宇治平等院 鳳凰堂は、阿弥陀如来を本尊として
平安時代、藤原氏によって建立された寺院です。
この寺院の特徴は、鳳凰堂の前の池の東岸が現世、西岸が来世を
現わし、平等院の庭と建物が、極楽浄土を現しているところです。
そして平安時代に建立された寺院が、建物・仏像・壁画・庭園 までが
残存している、かけがえのない史跡で、世界遺産に登録されています。

所長の建築探訪-8 ポンピドーセンター
パリの名所にもなっている ポンピドーセンター は
レンゾ・ピアノ と リチャードロジャース の設計による建物です。
レンゾ・ピアノ は、大阪の関西国際空港の設計者として知られています。
この建築の用途は、美術館・図書館・音楽センター ですが
前衛的な外観のため、フランスでも賛否両論があります。

所長の建築探訪-9 旧新潟税関庁舎
明治2年(1869) 新潟運上所として建てられた建物で
明治6年から新潟税関庁舎となりました。
現在、新潟みなとピア内に復元されています。
木造平屋建てで、「なまこ壁」瓦葺きの屋根
中央にシンボリックな監視塔を備えた、明治の洋風建築です。

所長の建築探訪-10 原爆ドーム
原子爆弾による悲惨な戦争のシンボルとして保存され
1996年12月5日に、ユネスコの世界遺産に登録されました。
元々この建物は、広島県物産陳列館として、1915年に竣工し
その後 1933年には、広島県産業奨励館となり
1944年以降は、中国四国土木事務所等に使われていて
被爆した歴史をもつ建築です。

所長の建築探訪-11 スイス・リ本社ビル
ロンドンにある スイス・リ本社ビル 、別名 30セント・メリーアクス とか
ガーキン(小さなキュウリ) とも呼ばれている
特徴的なデザインのビルです。
イギリスの建築家 ノーマン フォスター の設計になるこのビルは
英国王立建築家協会のスターリング賞を受賞しています。
ロンドンでは、ロンドン市役所と ともに目立つビルです。

小さいサイズのキュウリと言う意味の
ガーキンと呼ばれる、ロンドン名物のスイス・リ本社ビル
所長の建築探訪-12 白雲閣
近江八幡市にある 白雲閣 は、八幡商人の寄進によって明治10年に
建築された、八幡東小学校を解体修理して保存した建物です。
西洋様式と日本式とを合わせて造られた、擬洋風のモダンな建物です。
現在は、町なみ情報センターや物産展示コーナーなどとして
利用されています。

所長の建築探訪-13 日本のマチュピチュ 竹田城
但馬 竹田城 は、日本の「マチュピチュ」とも「天空の城」とも呼ばれる
山城です。室町時代に築城され、戦国時代 赤松広秀が城主の時に
現在の城郭が完成したそうです。

所長の建築探訪-14 東京タワー50周年
東京タワー が完成したのは、1958年(昭和33年)ですから
今年で50周年を向かえます。
完成当時は、パリのエッフェル塔を抜いて、世界一の高さを誇った
ものです。しかし テレビのデジタル化や、東京タワー周辺のビルの
超高層化等も相まって、新東京タワーの建設計画が進んでいます。
しかし 東京タワーは、日本が世界に飛躍する時代のシンボルとして
日本人の心に いつまでも残る建物だと思います。

所長の建築探訪-15 古代出雲大社復元
古代出雲大社については、出雲国造 千家家 に伝えられてきた
「金輪御造営差図」 によって、高さが約48m 柱の太さ3m
さらに前面にある引橋の長さが、約109mと記されているそうです。
それを復元したのが写真の模型です。どうしてこのような規模の本殿が
つくられたかは不明ですが、古代の建築造営技術が、私の想像を
はるかに超えているものであったことだけは、確かなようです。

所長の建築探訪-16 金閣寺
金閣寺の正式の名称は、鹿苑寺(ろくおんじ)です。
臨済宗の寺院で、足利義満の法名にちなんでつけられた名前です。
1950年に僧の放火によって金閣寺は焼失しましたが
1955年に再建され、現在に至っています。
この放火事件を扱った、三島由紀夫の小説 「金閣寺」 や
水上勉の小説 「五番町夕霧楼」 は有名です。

所長の建築探訪-17 卯建のある家
古くは、建物の棟を支えるため、梁上に立てられた棟束を
宇太知 とか 宇立 の名で呼んでいましたが、その後 建物の両妻で
軒下につけられた、袖壁をも卯建と呼んでいるようです。
写真は、大阪 福島の民家の軒下の卯建の例と
堺筋 小西家(小西商店)の卯建の例です。
福島区の民家の卯建
小西商店の卯建
尚 大工言葉では、家を建て棟を上げることを、梲(うだつ)を上げる と
いい、それが転じて 志を遂げることを、さす言葉として使われています。
又 その逆で、梲(うだつ)が上がらない という言い方も
良く使われています。
所長の建築探訪-18 大阪の元遊郭建築 百番
昭和33年まで、あったといわれる遊郭ですが
大阪でも〇〇新地と呼ばれるところに、あったようです。
そんななかでも飛田新地は、知られた場所でした。
その飛田新地に、遊郭建築として、文化庁有形文化財に登録されている
百番 があります。
遊郭独自の数奇屋造りは、独特の雰囲気があります。
はっきりした年代や、設計者は不明ですが
大正末期から昭和初期に造られたようです。
日本のアールヌーボーとでもいうべき建築です。
現在は料亭として営業しています。
また予約すれば、見学も出来るようです。
時代劇には、よくでてくる遊郭ですが
見学してみる価値はあると思います。
尚 百番へは、阪堺電車今船から、東へ徒歩10分ぐらいです。
百番全景
百番の脇玄関
所長の建築探訪-19 OMM(大阪マーチャンダイズ・マートビル)
1969年(昭和44年)に竣工した OMMビル は
京阪が天満橋から淀屋橋まで延伸したため
天満橋駅跡地の再開発として建築されました。
調度 翌年、大阪万国博覧会が開催されることもあり
大阪を代表する超高層ビルとして、万博前に完成しました。
谷町筋から見たOMMビル
大川から見たOMMビル
所長の建築探訪-20 大阪タワーがなくなりました。
大阪タワーが、2009年9月、だるま落しのように
解体されて、なくなってしまいました。
1966年7月に、朝日放送新社屋と共に完成して
102mの展望台にあった、サテライトスタジオから
「おはよう朝日」をテレビ放送していたのは、つい昨日のようです。
朝日放送社屋が、ほたる街(旧阪大病院跡)に移転完成したので
お役御免ということで、解体させられてしまいました。
大淀付近の風景から、大阪タワーが消えて寂しい気がしますが
せめて、御苦労様と言ってあげたいです。
在りし日の大阪タワー

足元構造だけになった時の大阪タワー
所長の建築探訪-21 東大寺大仏殿
東大寺大仏殿は、758年(天平宝字2年)に完成したものが最初で
現在のものは、1691年(元禄4年)に完成した建物です。
現在の大仏殿は、世界最大の木造建築ですが、創建当時のものは
それよりも、さらに大きかったと云うから驚きです。
大仏殿

大仏様
所長の建築探訪-22 東華菜館(京都)
四条大橋のたもとにある 東華菜館 は、スパニッシュスタイルな
外観の中華料理店です。設計は、ヴォーリズ建築事務所で
1926年(大正15年)の竣工で、ヴォーリズには珍しい
バロック風建築です。
四条通りから見た外観

玄関廻り 外観
所長の建築探訪-23 宇治電ビルと女神のレリーフ
関西電力の前身、宇治川電力の本社ビルとして建てられた
宇治電ビルも、建替が決まっているようですが
新御堂筋ランプから見える、女神のレリーフが印象的でした。

宇治電ビル全景

宇治電ビルと女神のレリーフ
所長の建築探訪-24 東京ミッドタウン
東京ミッドタウンは、防衛庁他の移転後に開発された
再開発複合施設です。シンボルであるミッドタウンタワーは
地上54階 高さ248mで、東京都庁を抜いて
都内で一番高い超高層ビルです。
ミッドタウン正面

ミッドタウン ガレリア
所長の建築探訪-25 表参道ヒルズ
表参道に面して、日本の集合住宅(マンション)同潤会青山アパートが
建っていましたが、これを取壊して建設されたのが、表参道ヒルズです。
設計は 安藤忠雄で、東端にあった青山アパートを再現して
同潤館と名づけて、店舗として利用しています。
表参道ヒルズ 同潤館

表参道 反対側から見た表参道ヒルズ
所長の建築探訪-26 厳島神社
厳島神社は、広島県宮島にあり、推古天皇元年(593年)から
社殿が造営された歴史を持つ神社で、特に平安時代末期に
平清盛が、1168年頃 社殿を造営したので、平家の守り神として
広く知られています。
厳島神社拝殿と五重塔

拝殿からの鳥居
所長の建築探訪-27 ザ・シンフォニーホール
ザ・シンフォニーホールは、1982年「世界一美しい響き」を
目指して建設された、日本初のクラシックコンサートホールで
大阪でのクラシックコンサートのメッカになっています。
一度 素晴らしい響きのコンサートを、聴きに行ってみませんか。
場所は、JR福島駅から北へ徒歩5~6分のところにある公園の前です。
上福島北公園に面したザ・シンフォニーホール

ザ・シンフォニーホール正面ファサード
所長の建築探訪-28 ドーンセンター
大阪のドーンセンターは、橋下徹知事の財政再建で
存続が危ぶまれていましたが、2012年から独立公益法人として
自立存続が決まりました。
大阪中央区大手前にある、優美な曲線を生かしたデザインの名建築で
正式名は、男女共同参画青少年センターと言います。
内部1階には、ゆったりした関連書籍が閲覧できる
開放的な図書ルームがあります。
チョット 寄ってみませんか。
上町筋から見たドーンセンター外観
所長の建築探訪-29 チャスカ茶屋町
大阪キタの茶屋町の旧東急ホテル跡に、チャスカ茶屋町という
新しい複合ビルが、この3月に完成しています。
設計は、建築家 安藤忠雄で、1~7階低層部が店舗・事務所
10~23階が、賃貸アパートとホテルという構成です。
茶屋町地区は、梅田に近いところに、古い街並みが残っていましたが
次々開発されて、新しい建築が建てられています。
チャスカ茶屋町も、そんな茶屋町の新しいランドマーク的建築です。
安藤忠雄氏は、町家の縁側をイメージした
回廊式の廊下・バルコニーを、デザインしたそうです。

チャスカ茶屋町完成時の写真

チャスカ茶屋町工事中の写真


